5日目(9月11日) 今回、唯一朝食が付いていたホテルなので(初日&最終日のホテルも付いていたけど、時間の関係で食べられず)、しっかりと食べてからチェックアウト。荷物を預かってもらったら、コインブラの残りの観光です。 まず、サンタ・クルス修道院へ行くも、9:00〜かと思ったら9:30。順番変えて、新サンタ・クララ修道院へ。洪水の被害を受けた旧修道院の代わりに、17〜18世紀にかけて小高い丘の上に新しく建てられた修道院で、祭壇にはコインブラの守護聖人、イザベル王妃の棺が納めれています。王妃の棺以外は特に何がある訳じゃないけど、修道院前の広場からコインブラの街を眺めたり。観光客はほとんどいなかったし、静かに厳かな雰囲気を感じることができる場所です。
時間に余裕がありそうなので、涙の館も行ってみることに。後の国王、ペドロ王子と恋に落ちた、妃の侍女だったイネス・デ・カストロが住んでいたとされる館で、現在はホテルになっています。裏庭にあるのが、恋人たちの泉。イネスはペドロ王子の父、国王や家臣によって殺されと伝えられる場所です。打ちっぱなしのゴルフ場があったり、リゾートホテルの一角、といった感じの場所ですが、遠い昔の恋人たちに想いを馳せつつ(笑) 。かなり敷地は広そうで、時間があったらもっとゆっくりと散策を楽しめそうでした。
続いて、旧サンタ・クララ修道院。14世紀初頭に建てられた修道院ですが、モンデゴ川沿いに位置するため頻繁に洪水による被害を受け、17世紀には丘の上にある現在の新サンタ・クララ修道院に施設は移転。その後長い間放置されていましたが、20世紀後半に発掘、改修され一般公開されるようになりました。 チケット売り場などがある建物は博物館になっていて、出土品の展示や発掘時の様子などを見たら、修道院だった建物の遺構へ。こういった遺構を見るのは大好きなので、図書館見られずちょっと落ちていたテンションも復活!? (笑) 修復された付属教会など、じっくりと楽しみました。私的には見ごたえある場所だったけど、訪れている人はほとんどいなかったです…。
朝最初に行こうと思っていたサンタ・クルス修道院へ戻ります。1131年にアフォンソ・エンリケス王によって建てられ、その後16世紀に全面的に改装されました。祭壇の両側には、アフォンソ王と息子サンショ1世のお墓もあります。教会は無料だけど、有料で内部の部屋や収蔵物、回廊などを見ることができ、こちらも見どころたくさんの修道院でした。
最終目的地(出発点、でもありますが(笑))、リスボンは、今回は終点のサンタ・アポローニャまで行き、メトロに乗り換え、一番の繁華街、なのかな? 泊まるホテルのあるバイシャ地区のロシオまで。 最初ちょっと迷い全然違う方向へ行きそうになったけど、目印になる建物等を見つけたら、方向が分かりホテルもすぐ見つけました。が… 入口のドアに鍵がかかってる(O.O;)(oo;) ゲストハウスではありがちだけど… ここに電話してね、みたいなことが書かれた張り紙があったので、話せないけどかけるしかない。最初、掛け方が悪いのかなかなかつながらず。やっとつながり、名前と今日から予約している、ということを伝えられた… と思う((;・・ヘ) ちょっと待っててね〜、と、すぐに中からドアを開けてくれました。 シャワー&トイレ付の部屋を予約したハズだけど… ない!? 部屋の外、目の前にシャワー&トイレルームがあり、専用だよ、と。とはいえ、専用の鍵があるわけじゃないし、誰でも使えそうなんですけど!?(-"-) でもまぁ、滞在中他の人が使っている気配はなく、シャワーはともかく、トイレ行くのに一旦、鍵かけて部屋の外へ出るのは面倒だったけど、他を気にせずに一人で使えました。
道が分からず(位置的には合っているけど、行きたい場所へ抜ける通りになかなか辿り着かず(-"-))、時間にも焦りながらウロウロしつつ、カルモ教会へ到着。1389年に建てられた教会。1755年の大地震で倒壊後、再建されず廃墟となっていますが、廃墟後は考古学博物館として利用されています。教会の遺構はもちろん、博物館も私好み(笑) 閉館までぎりぎりの時間ではあったけど、無事、じっくりと見ることが出来ました。
ぶらぶらと戻ってきて夕飯。定番のタラ料理、日本人の口に合って美味しかったけど、タラよりもポテトの量が多く味も勝っている感じだったかな(^^; 完食できる量ではなかったので、せめてタラだけでも… と探して食べました(笑) 食後はロシオ駅へ行き、チケット売り場や乗り場を何となく確認して… 周辺をウロウロしていたら、食事できそうなところ、他にもたくさんあったのねぇ。もっとじっくり探せばよかったなぁ、とか思いつつ。 今日は、もう少しゆっくりともう1杯飲んでから帰ろうかな? 気になっていなグリーンワイン。通常の白ワインよりも若く微発泡タイプとのことだけど、それほど発泡は感じなかったかな? 軽く飲みやすい白ワイン、という感じでした。ゆっくりとメモをまとめたりしながら楽しんで、ホテルに戻りました。
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